2016年07月01日

『容疑者Xの献身』ネタバレ突っ込み漫談

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ポニーキャニオン 2009-03-18

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 まあ“漫談”とは余計ですが。
 映画版をレンタルして見ました。
 辻真先さんの作品で、意外な犯人のミステリーを列記する部分がありましたが、それに倣うと本作品は「犯人は狂言」。
 映画は事実よりも奇なり、というか、そんなことあるんかという意外な展開。
 しかし、自ら犯人になるということはないにしても、うっかり間違ってだとか、意図的にだとかで別人が犯人にされてしまうことは現実でもよくあることでしょうね。
 ところで、今回の事件では容疑者は花岡靖子(松雪泰子)。
 だからタイトルは正しくは「容疑者Xの隣人の献身」じゃないんでしょうか。





  
【以下、ネタバレ感想】


 花岡靖子(松雪泰子)が富樫慎二(長塚圭史)を誤って殺害してしまったことから物語は始まります。
 そもそも、その時点でアリバイ工作をしようとせずに正直に自首していればどうなっていたのでしょうか。
 どの程度の刑罰が科されたのでしょうかね。
 正当防衛や情状酌量が考慮されるはずではないでしょうか。
 気が弱くて追及されれば騙し通すことができない小市民的私としては、自首した方が楽な気がします。
 明日は我が身ですよ。もし自分ならどうするか、今から考えておきましょう。

  
 花岡靖子(松雪泰子)(名前の読みが同じだ)の隣室の石神哲哉(堤真一)の部屋で物音が聞こえたのなら、他の部屋でも聞こえるはずではないんでしょうか?
 いくら一生懸命死体を調達したりアリバイ工作したりしても、他の部屋の住人への聞き込みで発覚していれば一巻の終わりですね。

    
 顔をつぶして指紋を焼けば、本当に別人の死体を別人として偽装できるものなのでしょうか。歯の治療跡や血液型などで判明しないんでしょうか。
 ここら辺、警察の捜査力が甘く描かれているような気がするんですが。  
 また、死体を焼くなどの工作中、発見されなかったのでしょうか。
 この辺のアリバイ工作、ちょっとうまく行き過ぎです。現実ではこううまく行かないような気が。

  
 また、変に工作しないで、そもそも富樫慎二の死体だけを処分していれば、容疑者として疑われることすらなかったのではという疑問もあります。

      
1年で365本ひたすら映画を観まくる日記
『容疑者Xの献身』のトリックをネタバレ解説
  http://d.hatena.ne.jp/type-r/20130706 
↑のサイト様では、

  
「つまり花岡親子がずっと平穏に暮らせる保障が無いのです」

  
という解釈がされています。
 しかし富樫は元家族からも見放されたはぐれ者なのだから、蒸発してしまってもよくあることとして処理されるのでは?ヤクザからも狙われていたというし。

   
 電話の通話履歴を見られては疑われる、ということで、石神は公衆電話から連絡してきます。
 しかし、公衆電話からの履歴が毎晩入るのも不自然ではないでしょうか?
 内海薫(柴咲コウ)が石神を容疑者として尾行したい、と草薙俊平(北村一輝)に主張していましたが、もし実現していれば、ばれていたのではないでしょうか?

  
 石神が首つり自殺をしようとしていた時、チャイムが鳴ります。
 そこでドアを開けたのが、石神と花岡家の出会いの始まりでした。
 自殺しようという異常事態の時に、来客に応対する律儀な石神さんですね。
 私なら普段でも居留守使って出ないくらいなのですが。

  
 石神さんは数学の能力は抜群のようですが、教師としてはその能力を生かし切れていないようですね。
「幾何の問題と見せかけて関数の問題」
など、発想の転換としては非常に面白そうなテーマですが、その面白さを生徒たちに伝える能力に欠けてるようです。
 あれだけの能力を持っているのだから、うまく使えば人気教師になって有名になれそうなのに。
 湯川学(福山雅治)が、能力をこんなことに使ったのかと嘆くシーンがありましたが、本当に能力は使い方が大事です。
 得意なことを有効に使うという自己プロデュース力というものが人生には必要ではないでしょうか。
……とまあ、自己プロデュースに失敗しているというか、そもそも能力がない私がそんな偉そうなこと言えないのですが。失礼致しました。


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  [wikipedia:容疑者Xの献身]


ば○こう○ちの納得いかないコーナー 「容疑者Xの献身」
  http://blog.goo.ne.jp/giants-55/e/ae7e6becb96360a80f59dfc8186f0604
佐藤秀の徒然幻視録 容疑者Xの献身
  http://blog.livedoor.jp/y0780121/archives/50196477.html
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タグ:東野圭吾
posted by SF Kid at 20:51| Comment(0) | TrackBack(2) | 映画
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