2017年09月04日

らせん階段のなぞ ラインハート

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   ★らせん階段のなぞ (推理・探偵傑作シリーズ 24)

 

 あかね書房の推理・探偵傑作シリーズ。このシリーズを読むのは初めてだ。マンガ風にコマ割りされた挿絵が入っているのが特徴。
 夏に田舎暮らしをするためにアームストロング氏の屋敷を借りたレーチェル・イネスが体験する恐怖の体験。
 屋敷のらせん階段が主な舞台なのですが、このらせん階段が屋敷の外にあるのか中にあるのか結局分からなかった。
 見取り図を見ると家の中のようですが、後の方で家の外にあるような記述が出て来るし。

 
 家の中に謎の人物が出現して色々と不思議なことが起こります。よくこんな家にいられますね。
 語り手のレーチェルさんのおいのハルジとめいのガートルードが同居するのですが、このハルジが時々行方不明になるしガートルードも何か秘密を知っていそうだし。おまけに二人の友人のジャック・ベイリイも指名手配されるし。ごちゃごちゃと色々なことが起こるのですが、もうどうでもよくなりました。何だかドリフターズのコントみたいです。
 ジャスミン刑事という有能そうな刑事が捜査に当たるのですが、レーチェルもその甥も姪も隠し事をしてほんまに解決する気あんのか!と。
 後で分かるのですが、甥も姪もジャックも事件の核心に近いところにいて、自力で解決しようとしていたようです。
 しかし私なら解決を望む者が知っていることを出し合って協力しようと考えるのでもどかしくてたまらん。
 解説で中尾明さんが書いています。 
 登場人物が、まぬけな行動をしたり、だいじな手がかりを、わざと話さなかったために、事件がいっそうこんがらかり、犯人がわからなくなって、解決がおくれるというのが、ラインハートの推理小説のとくちょうなのです。そこで、ラインハートは、「知ってさえいたら」派とよばれています。あることを、「もし知ってさえいたら」打つ手があったのにーーということで、ストーリーをひきのばし、読者をひきずっていくおもしろさが、なんともいえないのです。

  
 確かに今回の事件も、関係者一同が知っていることを明らかにして協力したらもっと早く解決したはずです。

   
 翻訳は中尾明さん。
 私をSFの世界に引きずり込んだ思い出の『怪奇植物トリフィドの侵略』の訳者です。
   http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/7827/akane19.htm

 
『トリフィド』では、主人公の語り手は大人の男性で、自然な感じで読めました。
 しかし本書の語り手はオールドミスの女性です。ここはやはり女性が訳された方が自然になったのでは?
 語尾が「〜ました」の連続になるなど、どことなく不自然な語り口でした。

 
ニコニコむんず日記「らせん階段のなぞ」
  http://yossa621.blog71.fc2.com/blog-entry-185.html
海外クラシック・ミステリ探訪記
 メアリ・ロバーツ・ラインハート『螺旋階段』
  http://fuhchin.blog27.fc2.com/blog-entry-415.html
ほうがん日和見ビイキ 螺旋階段(HPB132)
  https://ameblo.jp/komaike/entry-11418221420.html
三頌亭日乗
 M・R・ラインハート「のろわれた屋敷(螺旋階段)」
  https://blogs.yahoo.co.jp/kms130/68219488.html

 
メアリ・ロバーツ・ラインハート
  http://www.aga-search.com/writer/mary_roberts_rinehart/
翻訳作品集成 メアリイ・ロバーツ・ラインハート
  http://ameqlist.com/sfr/rinehart.htm

 
HIBK派ミステリ メアリ・ロバーツ・ラインハート など
  https://smcb.jp/communities/33885/topics/2084768

 
MWA会員の選んだ古典 ベスト10
  http://biomasa.sakura.ne.jp/chin/mwa100/classic.htm

 
ブクログ
  http://booklog.jp/item/1/425108134X
  http://booklog.jp/item/1/B000JBPP0A
  http://booklog.jp/item/1/4323007000
  http://booklog.jp/item/1/B000J810NY
読書メーター
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posted by SF Kid at 06:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 探偵小説
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