2017年10月10日

ディクスン・カー 魔女の隠れ家 ネタバレ感想


   ★魔女のかくれ家・二つの腕輪 (昭和39年) (少年少女世界推理文学全集〈6〉)


 今回読んだのはあかね書房の少年少女世界推理文学全集版です。もはや完訳版で読むのは不可能ということで、少年少女向け翻訳で一通り有名作品を広く浅く読んでいこうという作戦です。
 フェル博士登場作品ですが、ランポールという少年が助手的活躍をします。少年少女向け翻訳だから少年ということになっていますが、ウィキペディアを見ると、原作ではもっと年上の青年のようです。その他、原作には登場する人物が何人かいないことになっているようです。ペイン弁護士の奥方の占い師はどんな人なんでしょうか。事件を占ったりしたのでしょうか。他に、フェル夫人の活躍も端折られています。

 まあ確かにトリックは秀逸ですが、そもそも被害者の父親ティモシー・スタバースが断固とした行動を取らなかったばっかりに発生した二次被害のようなものです。
 ティモシーさんはいたずら好きということで、犯人を知りながら名指しせずにじわじわいじめてやろうと意図して遺言状をしたためたということですが、そもそもこの行為自体があり得ないと思います。
 即座に犯人を名指しして逮捕するのが普通でしょう。
 回りくどいことをやっていると、犯人が逃げたり口封じのために更なる殺人を行ったりする恐れがあります。
 実際、今回はそれで息子やいとこまで殺されてしまったのですから。
 ティモシーの異常な行為が起こしたような事件です。
 よく、犯人の心理は異常だと言われますが、被害者であり結果的に犯人となったティモシーさんの心理も異常です。このような心理状態はあり得ないと思ってしまうので、この真相はあり得ないと思います。
 その辺り、納得いかないですね。
 
 あと、ランポールが電車に乗る時に変な声を聞きますが、それは空耳なんでしょうか。それとも、ペイン弁護士が言ったのでしょうか。それとも、本当に幽霊の声なんでしょうか。
  
  [wikipedia:魔女の隠れ家]

ミステリー・推理小説データ・ベース Aga-Search
 魔女の隠れ家
  https://www.aga-search.com/detective/dr_gideon_fell/1.shtml

劣化春秋
 魔女の隠れ家 ジョン・ディクスン・カー
  http://rekkasyunjyuu.blog130.fc2.com/blog-entry-26.html

黄金の羊毛亭 ネタバレ感想 : 未読の方はお戻り下さい
  http://www5a.biglobe.ne.jp/~sakatam/carr/gf/hag.html

odd_hatchの読書ノート
ジョン・ディクスン・カー「魔女の隠れ家」(創元推理文庫)
  http://d.hatena.ne.jp/odd_hatch/20101201/1291177080

少年少女・ネタバレ談話室(ネタばらし注意!)
 ディクスン・カー 二つの腕輪(死者はよみがえる) ネタバレ検討会
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 皇帝の嗅煙草入れ 吉田映子 旺文社文庫(ネタバレ)
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posted by SF Kid at 20:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 探偵小説
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